最近ずっとハマっているのが、サイバーエージェントが提供するサービス「アメーバピグ」です。ご存知の方も多いと思いますが、このサービス、相当凄いと思っています。
アメーバピグは、自分にそっくりなアバター(ピグ)を作って、代々木公園や渋谷、浅草などを模した広場(オープンチャットルーム)などでチャットするのが主な目的になります。
ここまでだったら、巷に出回っている既存のサービスと一緒なんですが、アメーバピグが圧倒的に凄いのは、この仮想空間内に設けた様々な仕掛けにあります。
この仕掛けがユーザーの心理を非常に上手くツツいているな、と感じます。という事で以下に、アメーバピグの注目の特徴を紹介します。(※一部Wikipediaの内容を抜粋しています。)
アメ
ピグの中でのみ通用する仮想通貨。
基本的にログイン時・アバターを着替えさせたとき(どちらも1日1回)に獲得できるほか、他のユーザからグッピグを受けた際(1日20個まで)、他のユーザが自分の部屋を訪問して「きたよ」ボタンを押した際にも獲得することができる。
それ以外には不要なアイテムを「リサイクルに出す」ことでも獲得できる。アメを使うことで、ランダムにアイテムを得られるスクラッチカードに挑戦することができるほか、一部の広場ではアイテムの購入にも使われる。部活の作成やアバターの顔・髪型等のデザイン変更などにもアメが必要となる。
まず、このアメが沢山あると、自分の好きな洋服が買えたり家具が揃えられたりするので、とにかく沢山のアメを集めたい!という収集欲が掻き立てられます。
この収集欲が掻き立てられる原因として「ピグの可愛らしさ」、これが非常に大きく作用しています。二頭身のデフォルメされたキャラクター、その動き…、ペットのように愛情を注げる位の印象があります。
実際アメーバピグをやっている若い女性ユーザーの中には『ピグ彼が欲しい!』と言った声もよく聞かれます。それほどユーザーはこのピグの可愛らしさにハマっているのでしょう。
女性ユーザーに人気が高い、というのはもの凄く重要です。
グッピグ
ピグの中で他のアバターを褒める際に使われる機能。
アバターのプロフィール画面の中にある「グッピグ」ボタンを押すことで機能する。グッピグされたアバターは周辺が光り、グッピグされたことが周囲のアバターにもわかるようになっている。
なおグッピグは同一の場所にいるアバターに対してのみ行える。
基本的にこのグッピグは、自分で『グッピグしよう!』と思わない限りやらなくて良いという、何ら強制力の無い機能です。
しかし、ツークリックでグッピグ可能という気軽さと、グッピグをしても、ユーザー同士イザコザが起こるワケではありません。
あわよくばコミュニケーション(チャット)のキッカケにも成り得るという一面もあることから、皆特に躊躇もせずグッピグしています。
そして、グッピグされるとアメが貰えるので、お互いグッピグするメリットも存在しています。
これは一見普通の出来事に感じるでしょうが、ゼミ長は凄いと感じます。
日本人は、全くの他人へ対するインターネットでのコミュニケーションに多少抵抗があるように感じますが、このグッピグが上手な橋渡しの役目を担えるような気がしています。
『特に何も考えず、何となくグッピグしてしまう…。』このような感覚になっていることに、凄みを感じてしまいます。全くの他人に対して何の抵抗も無くアクションを取れることって凄いと思いませんか?
スクラッチカード
ランダムにアイテムを獲得できるカード。
1枚のカードにつき5×5の升目があり、1日1回のみ一つの升目を開けることができる。挑戦には1回につき20アメが必要で、開けられる升目は既に開いている升目に隣接したところのみ(なお初期状態では中央しか開けられない)。ハズレはないが、既に持っているアイテムと重複する場合も少なくない。稀にアイテムの代わりに引換券(ショップで「引換券不可」以外の好きなアイテム1つを購入できる券)が出現する。
カードは2009年7月現在7種類存在し、途中で変更することも可能。ただし5×5の升目を全て開けると、通常のアイテム以外にコンプリート特典としてもう一つアイテムを得られるため、途中でカードを変更するよりは一つのカードをコンプリートするほうが得となる。
この機能は多少「お決まり感」がありますが、こういう収集欲を掻き立てる仕掛けは、ユーザーをリピートさせる王道だと思います。キッチリ抑えてきていますね。ハマる人はハマってしまいます。
自分の部屋があり、カスタマイズできる
ピグは自分の部屋を一つ持つことができます。部屋には手に入れた家具を配置したりして自分の好みのデザインにすることができます。
他のユーザを自分の部屋に招待してチャットを行うことも可能です。逆に自分の部屋を他人に見られたくない場合には訪問を拒否したり、ピグとものみ訪問を許可するといったこともできます。
ここで私が思ったのは『この機能で会社が運営できる』という事でした。主にWeb上で簡潔する仕事であれば、社員全員がピグで出勤し、チャットでコミュニケーションをするのです。
パソコンや椅子も人数分揃え、現実のオフィスに限りなく近づければ孤独な作業も楽しくなるような気がしています。何だかワクワクしませんか?

アメゴールド
ピグの中で使われる仮想通貨。
ただしアメーバブログなど他のサービスでも利用できる点がアメとは異なる。ショップでアイテムを購入する際は多くの場合アメゴールドが必要。入手方法は携帯電話による決済、ウェブマネー、クレジットカード等で有料で購入するか、あるいはブログのアフィリエイト、マイページでの抽選などによる。
アフィリエイター及びネットビジネスをしている人にとって注目なのですが、1アメゴールド=1円として換金できます。
一昔前、セカンドライフという仮想空間が話題となり、アンシェ・チャン氏(ドイツ在住女性)は、低価格で仕入れた土地(simという仮想土地)を魅力ある街に育て、住民に貸し出す仮想不動産業で、資産を100万ドル相当まで膨らませました。
このニュースは記憶に新しいと思います。
アメゴールドに関する決まりを見る限り、自由度は割と高く、今後のサービスの展開状況によっては、このアメーバピグは、個人でも参入できるビジネス市場として大変な可能性を持つと思っています。
ブログとの連動
アメーバピグはアメーバブログとの連携が抜群です。ピグの画像をそのままアメーバブログのアバターとして使えますし、ピグの表示画面からブログへのリンクが貼ってあり、そのピグ(を管理している本人)のブログがすぐに見れます。
ゼミ長はこのリンクを見た時に、ビジネスの観点から即座に新しい顧客獲得の有効な方法だと思いました。グッピグから始まり、ピグともや部活機能で自分の趣向に合ったユーザーを囲い、自身のブログに誘導が出来ると思います。
そして、アメーバブログは有名人が多数参加しているブログなので、いずれコンサートホールなどの仮想空間でミュージシャンのコンサートが行われるはずです。
その時のチケット代はもちろんアメゴールドでしょう。現実のコンサートチケット代の相場とほぼ同じ価格で設定すると思います。
セカンドライフの問題点をアメーバピグは解決している
先程、セカンドライフの話をチラっとしました。セカンドライフは海外で人気が高まり、鳴物入りで日本語版が導入されたワケですが、その期待とは裏腹に、鳴かず飛ばずで現在に至ります。
開始当初は新しいビジネスの場として、次世代コミュニケーションの形として注目されたりしましたが、今は誰もその話をする人は居ません…。
何故セカンドライフは日本で流行らなかったのでしょうか?
ゼミ長自身以下の点が挙げられると思っています。
①アバターが不気味
②操作が難解
③英語が主言語である
④オブジェクトを創るのに、高いスキルが必要
⑤セカンドライフの利用時間=リアルの時間消費
⑥自分が何もしない限りは何も起こらない
基本的にインターネットというのは距離や時間、コストを限りなくゼロに出来る、もしくはゼロに等しかったものを無限大に出来るという性質が最大のメリットですから、⑤は致命的で、2時間セカンドライフ内に居たら、その分現実の2時間が失われるのです。
アメーバピグも同様の仮想空間ですから、⑤の問題は回避できないのですが、ピグの可愛らしさや、受身でも様々な場に参加できる(代々木公園 テーマ広場)仕掛けがあるので、長時間居ても苦痛ではないのです。
むしろ、ユーザーの中には『ずっと居たい!』と言っている人も少なくありません。つまり圧倒的な中毒性があるのです。
先に挙げた①~⑥までの問題点は、アメーバピグにおいては殆ど解決、もしくは緩和されている印象があります。
…と、色々アメーバピグの素晴らしさを挙げてきましたが、つまらない人はつまらないと思うので、実際に遊んでみては如何でしょうか?
単純にユーザーとしてではなく、いちアフィリエイターとしてこのサービスを捉えるのであれば、この可能性にビビッ!と来ない方はアンテナ低いかも…?と感じる今日この頃です。